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隣町出版から初の小説集の発売です!
会社を経営しながら長らく文学的研鑽や小説を書き続けてきた阿部安治さん。
第9回「ちよだ文学賞」大賞を受賞されるなど、実力が認められながらも今まで単著が未発売だった阿部安治さんの初の小説集をこの度隣町出版から発売します。
阿部さんが積み重ねてきた阿部さんしか紡ぐことができない「文学」をご堪能ください。
『前奏曲集』
阿部安治著
隣町出版
1,760円(税込)
2024年1月15日発売
ISBN: 978-4-9911378-3-9
※※※
戦前・戦後。
ここに書かれた物語は延長線を引いていくと現在に繋がる
嘗ては文学の空気が漂っていた。
騒がしい今の空気には何があるのだろう。古稀を越えた男が昭和の物語を話し始めた。
[目次]
はじめに
兵士の報酬
言問橋異聞
散るはうき
戻橋記
おわりに
●内田樹
「友だちが書いた小説というのは不思議なものだ。語り手は僕の知っている阿部君とは「似ている別人」である。でも、すべてほんとうのことのようにしか思えない。この物語を書いているのは誰なんだろう。」
●平川克美
「人並み外れた経験と、孤独な研鑽の日々からしか生まれない「文学」がここにある。
同じ昭和を生きてきた友人の書きっぷりを、ぼくは誇らしく思うのだ。」
【著者プロフィール】
阿部安治(あべやすはる)
1950年兵庫県の尼崎市に生まれる。
19歳で上京。大学在学中に「夜気」「半島」 「六月の跛行」の三冊の同人誌に参加し小説と写真評論などを発表した。
卒業後、40年間の出版社勤務を経て退職。
2007年、新聞『フジサンケイ・ビジネス・』に時事コラムを年間連載する。
2014年に小説『俎橋からずっと』で千代田区主催の第9回ちよだ文学賞の大賞を受賞。 2020年より文芸誌・隣町珈琲の本『mal”』への参加を経て現在に到る。