
店主平川克美のサイン本を限定販売いたします。
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「経済成長なき時代」のお金の生かし方—— 「消費第一世代」として、株主資本主義のど真ん中を生きてきた著者がたどりついたのは、半径3km圏内の暮らしだった……。
【銭湯経済】 空虚感を埋め合わせるための消費欲に支配されることなく、 職住が隣接した町のなかで、見知った顔の人たちが働き、暮らし、銭湯につかる。 その落ち着いたリズミカルな暮らしが営まれる、半径3km圏内でめぐる経済。
消費者であることは、半ばは自分で選び取っていますが、半ばは企業や市場にコントロールされています。 その状態から、決意して逃避しなければならないと、わたしは思うのです。いや、決意なんて大げさなものではなくてもいいんです。アイデアをちょっと変えてみる。 では、どうするか——。それをこの本をとおして考えていきたいと思います。
——本文より——
平川克美(ヒラカワカツミ)
文筆家、起業家、立教大学客員教授、「隣町珈琲」店主。
1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。75年に早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、内田樹氏らと翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。
著書に『株式会社という病』(NTT出版)、『小商いのすすめ』『21世紀の楕円幻想論』(ミシマ社)、『移行期的混乱』(筑摩書房)、『俺に似たひと』(医学書院)、『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)などがある。